佐々木さんの転職ブログを毎日のようにのぞいています。

同世代の転職事情に興味津々です。

私も結婚せず会社生活を続けていたら、これぐらいの年齢でそういう悩みを持っていたのかなとか、もう一人の私の人生のようで、すごく気になります。
 

さて、佐々木さんが転職サイトを使っておられて、転職エージェントにも登録されたようなので、私の体験談をひとつ。

私、JACリクルートメントっていう転職エージェントを使ったことがあります。

他にも、リクナビだかマイナビだかの転職エージェントも登録したと思うけど、まともにやりとりしたのはJACリクルートメントだけかな。

当時は私は30歳。だったっけ。そんぐらいでした。

新卒で入った会社で、そこそこ順当に仕事をし、そこそこ順当に昇進していたんだけど、もうイヤんなる出来事があって、同時期に信頼していた先輩が退職したのもショックで、もうこの会社やめよう。やめちゃっていいよな、と思って転職活動を始めることにしました。

転職を考えはじめた矢先、このままでいたら、数年は退職できなくなる事情が出てきて(海外赴任の類)もう一刻も早く「辞めます」って言わないとまずい状況になりました。

そして、今後のことをじっくり考えようと仮病で会社を休み、やめたい理由、続けたい理由などを紙に書いて見比べ、やっぱり退職しようと心に決めたのでした。

そしてもう時間ないし、明日出社したらまた目の回る忙しさだと思い、リクナビ転職とか、一通りのサイトに怒涛のように登録しました。その中にJACリクルートメントもありました。
今見たらそのときのメールも残ってた。なつかしい。

JACリクルートメントに登録したら、2日後ぐらいかな、担当とおっしゃる女性から電話がかかってきました。

それで、いきなり「面談しましょう。いつがいいですか」っておっしゃるのね。

いやいや、本当に私、ムリで、まだ上司に会社やめるって言ってないし、会社やめる期日も決めていないし、だいたい仕事がオーバーフローしているのに、引き継ぎもあるのに、面談ムリだよね。いつ行くの?っていう。

そしたら、「土日でも大丈夫です」だって。

いやいや、でもね、私、次は会社員でいいのかどうか、まずはそこから悩んでいて、もしかしたらフリーランスで数年やってみたいなとか、新卒の就職活動ではうまくいかなかったけど、出版業界に行ってみたいなとか、いろいろ思うところがあって、ちょっとそっちを心の整理をしてから転職エージェントサービスを利用したいなって思うんだよね、と思った。
(じゃあどうしてJACに登録したし。)

しかしなぜこんなにすぐ転職エージェントに登録したかというと、転職エージェントの漫画を読んでいたからってのがあった。

ドラゴン桜の漫画家さんが作者です。

転職エージェントの人の悩みとか、まあドラゴン桜テイストではあるんだけど、転職市場の相場みたいなのはだいたい分かったので良い漫画だった。

 

そんで、JACのエージェントさんはその後もメール、電話ですんごいプッシュ。

「まずはお話だけでも、電話でもいいですから」って。

たぶん「在職中」っつープレミアがついてないと、転職させづらくなるんでしょうね。

こっちは会社に転職を切り出して、2か月後退職、2週間は有給消化ということで、引き継ぎやら何やらで、週のうち2日は出張、9時5時のあいだはびたーーーーーっと会議打合せが入って早朝と残業で通常業務をこなす、みたいなわりと限界の仕事量に。

もうね、次の仕事はどうとか、私の生きる道は、みたいなことすら考えるヒマもなくなっちゃって、うわ、やばいわ。このまま押し流されて私は無職に突入か、と焦った。
(計画性のない転職の悪い例。)

そんな中、何度も電話をくださるJACのエージェントさんと、まあ話したほうがものごとも進むだろうと思い、「ちょっとそちらまで出向くのは無理ですが、電話でお話させてください」って電話で転職紹介のための聞き取りみたいなのをしてもらったのでした。

(でも本当は対面のほうがいいんですがね、とは言われた。)

そこで電話で相談したわけだけど、まあ普通に、なぜ退職するのかとか、今までやってきた業務、これからやってみたい業種みたいなのを聞き取りされ、軽く転職先の提案もされた。

(社名は挙げず、「たとえばXX業でXX系の職種の求人があったら希望されますか」的な。)

これは頭の整理になり、本当によかったと思います。

あとたぶん転職エージェントって、仕事がら、こちらの価値をすごく高いみたいに言ってくれるのね。

「XXのご経験があるなら、ぜひにと言ってくださるところも多いと思いますよ」とか。

「へえ~、X年目なのにXXのご経験があるんですか!すごいですね!」とか。

「給与額は現状より上というのを条件にされてはいかがでしょう」とか。

そういうあいづちいれてくれるんですわ。

転職者って、多かれ少なかれ元職場での挫折感や無力感を味わっているはずで、それが転職活動のさいの弱気につながっていくわけだけど、転職エージェントさんってのはそれを吹き飛ばしてくれるじつにポジティブな人たちでした。

Kさんと言う方が私の担当でしたが、話しているうちにすごく気分が浮上してくるのが分かって、新卒の就職活動のときに感じた万能感みたいなのも戻ってきた。

ああ、私、今からでも何者にでもなれるんだ、とかそういう感じの。

勘違いかもしれないけど、そういう感じって、転職のときの意志決定にはわりと重要だと思った。

後ろ向きな気分でした選択は、結果として後ろ向きな日常につながる場合が多いから。

 

あ、それから、JACじゃないキャリアコンサルタントって人も同時に見つけて、面談してもらいました。適職診断的なやつ。

この人は「転職相談 無料」みたいなキーワードで検索して、見つけて、あやしいかどうかわからんと思いながら、直接面接もした。

あやしい人じゃないとは思うけど、今もよくわかんない。なぜ無料なのかもよくわかんなかったし。企業の人事研修の講師とかで稼いでるんだと思うけど。

そして、そこでも同じような質問で気分が浮上していくのを感じました。

それで「XX士の資格をとって開業されてはどうでしょう?」とかね。いろいろ提案された。

 

JACのKさんと、自分で見つけたキャリアコンサルタントさん、そのお二人と今後の私の職業について話し合えたのはすごく有意義で、

「あ、私は客観的にはその仕事が向いているように見えるんだな」とか

「あ、その仕事は絶対やりたくないわ」とか

「要するに大きな組織にいるのがイヤなんだな」とか

なんか、自分のコアみたいなものが、一人で考えているときよりよく見えるようになった。

「その仕事はXXだからやりたくありません」みたいなのを答えているうちに、自分のことが自分でよく見えるようになってくる。

一人じゃなく、二人の意見を聞けたのもよかったと思う。

そうした中で「このまま同業種で転職することを私はまったく望んでいない。職業として出版に携わりたい。組織には属さず出版に近い仕事をしたい」と思った。

そんで、よくわからんけど、フリーライターをやってしばらくは貯金を崩しながら生きていって、そのうち大学に戻って学生するもよし、食い詰めたら会社員に戻るもよし、と思った。

(わりと特殊なスキルのつく仕事をしていたので、2年ぐらいならブランクがあっても同業種の会社員に戻るのは難しくないと感じていた。キャリアコンサルタントの見立てもほぼ同様だった。)

というわけで、とりあえずフリーランスになろうかなって心の中では決めたんだけど、JACのおねいさんから矢継ぎ早に提案が来るんですよ。

「新たにご紹介したい求人が入って参りましたのでご連絡致します。

以下、求人内容、会社概要をご確認頂き、ご応募の可否をお知らせください。」ってメール。

こんな内容。

jac_15

2週間ぐらいのあいだに20件来た。

社名入り、年収入りですぜ。

その後も次々。

うおぉぉぉ。さばききれん!ってなった。
しかもさ、目玉飛び出るほど条件が良い求人とかもたまにあって、いったんフリーランスと決めたけど目移りするんだよね。

しかも、JACのおねいさんは、「応募されないですか?応募だけでもしておいて、先方から声がかかってから面接に行くかどうか決めてもいいんですよ」なーんて電話で揺さぶってくるのね。

このまま何も約束されていないフリーランスに突っ込んで良いのか私は?と気持ちの揺れる日々だった。

そんで、気持ちが揺れすぎてとち狂って、Googleでちょうど経験業種の求人を見つけて、履歴書を送ったこともあったな。今ふいに今思い出した。

あれに通っていたら人生どうなっていたろうねえ。
まあ、私には社風が合わないなって思ってたら、案の定落ちたけど。

一瞬だけ、あの素敵な食べ放題カフェテラスやお昼寝スペースのあるキラキラしたオフィスで働く自分の姿を夢見ました。

 
ともあれ、まあ、そのまま私はJACの求人オファーは無視し続け、一瞬無職になり、その後こわくなって社保ありフルタイムのパートの仕事を見つけた。

(その仕事は、パートだから副業可だし、休みが比較的自由にとれるし、仕事内容は電話番程度のやつだったから、フリーライターと両立するには悪くない仕事だった。)

フルタイムの仕事が決まったあたりで、JACのおねいさんには電話で「これこれこういう事情で、フルタイムのパートをすることになりました。これまでどうもありがとうございました。もしうまくいかなかったら、2年後ぐらいにXXの職種の求人でまたお世話になると思います。そのときはよろしくお願いします」って言って、登録抹消してもらった。

JACのおねいさんにとっては、骨折り損のくたびれもうけってやつだったろうなあ。
申し訳なかったです。

 

どうしよう、この記事長すぎる。

佐々木さんの役に立つ気がしない。
もう読まないでくださいすみません。

 

で、何が言いたかったかというと、転職エージェントは、成約させてナンボなので、わりとグイグイくるってことでしょうか。

こちらの意向はまあ聞いてくれるんだけど、「応募しなよ!しないと始まらないよ!」みたいな勢いで。

 

そんで、いざ面接となったらもっとグイグイ来るんだろうし、相手先から採用の内定が出たら、こっちから断るのなんてムリってぐらいの勢いでその会社に押し込まれそうだなと思った。

私の担当のおねいさんがそういうスタイルだっただけかもしれませんが。

新卒のときの就職活動は、なんだかんだいって一斉スタートで、終了時期も同じで、2次募集3次募集なんてのもあって、あっちの内定をとり、こっちの内定をとりしながら、天秤にかけて選んでいけるわけだけど、転職活動だと「この会社が来ていいよって言ってるよ!」となったら、そこでゲーム終了。

断ったらそのポストは誰か他の人に回っちゃうんだろうし、エージェントのおねいさんの心証も悪くなりそう。

だから、すごいスピードで決断していかなきゃいけないんだなあと。

とにかく、JACリクルートメントなどの転職エージェントは、頼りにはなるけど、即断即決が求められて、自分の軸を決めてなかった私は翻弄されたというお話でした。

 
私の中では、JACのエージェントさんと、無料転職相談を受けてくださったキャリアコンサルタントの方(渋谷にある人材コンサルタント事務所の方でした。この人のコンサルは、数千円ならお金払ってもいいかもと思った)と話して自分のコアを見つけられたことは、現在につながる大きな収穫でした。