アフィリエイターのみなさん、自分が死んだら収益サイトがどうなるか、考えたことありますか?

毎月収益を上げているサイト、管理人が死んだらそのまま消えてしまうんでしょうか?
死んだあとのアフィリエイト収益ってどうなるんでしょう?

今回は、縁起でもない話ですが、自分の死にアフィリエイターはどう備えるべきか、考えてみました。

私が死んだら【アフィリエイトブログの行方】

私が死んだら起こることをシミュレーションしてみました。

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20XX年X月X日、くりかのこ(37)死亡。
夫が夜勤で家を空けたのをいいことに調子に乗って酒を飲み、急性アルコール中毒に。

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発見時にはすでに手遅れでした。

「だから飲みすぎには気をつけろと言ったのに……」

残された夫はバタバタと葬儀や自宅の片付けとする中で、ふと思い出します。

「そういえばうちの妻、何か在宅の仕事をしていたよな」

そうです、妻は毎晩のようにパソコンに向かって何かやっており、月20万円ほどの収入を得ていると夫は聞いていました。

銀行通帳を見てみると、数百万円の残高が。

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そして毎月の支払を見ると、聞いていたよりはるかに多い、月50万円~100万円の収入があります。

「あいつ、一体何をやってたんだ。月100万円なんてあやしいビジネスに違いない。主婦売春か何かだろうか?」

(注:夫にアフィリエイトしていることも、正確な収入額も伝えないまま約2年が経過してしまいました。収入をアテにされても困るし、夫の収入を超えると夫がヘソを曲げるという配慮からだったのですが、言い出すタイミングを完全に逸してしまいました。)

ともあれ、夫は周囲の人に言われたとおり銀行に届出を出して、銀行口座を凍結します。

その後、預金は夫が相続。
相続人は夫と2歳の息子だけしかいないということもあって、意外なほどスムーズに終わりました。

・・・

・・・

・・・

妻のいない生活にも慣れ始めた翌年2月、「確定申告」の文字が世間にあふれる時期がやってきます。

夫はしんみり思い出します。

「そういえば、うちの妻、毎年この時期になると『記帳が間に合わない~!』なんて、レシートの山と格闘していたなあ。

……あれっ!?

もしかして、今年はオレがやらなきゃいけないのか?」

そうなのです。

実は、個人事業主が死亡した場合は、4ヶ月以内に確定申告(準確定申告)する必要があるんです。

納税者が死亡したときの確定申告(準確定申告) |国税庁

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税務署から「4ヶ月経ったけど申告マダ~?」なんていう通知はありませんので、遺族が気づいて自主的にやる必要があります。

そのくせ、4ヶ月を過ぎると5%の延滞税がかかります。

「こりゃまずいわ。もう4ヶ月過ぎてるよ。捕まったりするんだろうか」

夫は青ざめます。
頭に浮かんでいるのは、ニュースで見たマルサの強制捜査の様子。

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夫は、亡くなった妻に届いた年賀状の中に、税理士事務所からのものがあったことを思い出し、妻が委任していた税理士(美人)を訪ねることに。

しかし、税理士にさえ頼めばトントン拍子にいく……と思ったら大間違いでした。

税理士「このたびは残念でしたね。お悔やみ申し上げます」

夫「はい。この年で亡くなるとは思いませんでした。バタバタしていて確定申告のことまで気が回らなかったんですが、私、捕まったりするんでしょうか?」

税理士「確定申告が遅れたからってことですか?そんなことはありませんよ」

夫「そうなんですね。安心しました」

税理士「ところで、旦那さまはくりかのこさんの事業のお金の出入りについて、生前に何か聞いておられますか?」

夫「いえ、聞いていません」

税理士「そうですか。今回のようなケースですと、事業を引き継ぐヒマもなかったですよね」

夫「ええ」

税理士「私のところには昨年の6月までの記帳分はお送りいただいているんですが……。確か、やよいで記帳されていたんですが、パソコンからそのデータを取り出すことはできませんか?」

夫「パスワードが分からないんですよね」

税理士「そうですか、困りましたね。ところで、お願いした通帳と領収証はお持ちいただけましたか?」

夫「はい」

ryosyu未整理でごっちゃごちゃの領収証入れ。実物。

税理士「あら、すごい量の領収証ですね。これは全部経費になるものですか?」

夫「いえ、よく分かりません」

税理士「では、一つ一つ確認していくしかないですね。ずいぶんたくさんありますね。ちょっと見てみましょう。『なぜグリーン車にはハゲが多いのか』って本の領収証がありますが、これは経費として扱っていいですか?」

夫「はあ」

税理士「具体的に、どんなふうに事業に使われたんでしょう?」

夫「いえ、よく分かりません」

税理士「じゃあ他のものにしましょうか。この、『ひげづる製 丸型 リース』って何でしょう。これも事業で使われたんですか?」

夫「いえ、それも。そもそも何の仕事をやっていたのか……」

税理士「えっ!そうなんですか?アフィリエイトをなさっていたんでしょう?」

夫「アフィリエイト?何ですかそれは」

税理士「・・・(夫に自分の仕事説明してないってどういうことよ?)」

夫「・・・(アフィリエイトって何だ?ネズミ講か何かか?)」

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そう、妻は運営サイトを夫にも税理士にも教えていませんでした。

妻の事業内容を把握している人間は一人もおらず、何を経費にできるのか分かりません。
税理士はやむをえず、収入のみを記帳して準確定申告書を作成し、税務署に提出しました。

夫は税理士にはなんだかんだで数十万円を支払いましたが、このお金は妻の事業の経費にはできないとのこと。
夫のポケットマネーから出すことになりました。

延滞税(年5%)も支払いました。

「でも、これで妻関連の手続は全部終わったな。やれやれ」

夫は肩の荷が下ろせてほっとしました。

・・・

・・・

・・・

これですべて片付いたように見えますね。

でも実は違うのです。

妻の運営していたアフィリエイトサイトは、今もWeb上に存在し、アフィリエイトリンクは収益を吐きだし続けていたのでした。。

しかし、銀行口座が凍結されると、出金だけでなく入金もできなくなります。
(注:三菱東京UFJ銀行に電話で問い合わせた結果そのように言われました。)

そのため、ASPから振り込まれた報酬は受取不能でASP側に組み戻され、くりかのこ名義の未払い収益は日々膨らんでいきます。

けれど、そのことを夫に教えてくれる人はいません。

やがてサーバーの更新期限が来ました。
クレジットカードが失効しているので、サーバーの契約が終了します。

そのため、妻ががWordPressで運営していたアフィリエイトサイトはサーバー運営会社に削除されてしまいました。

その後何年もの月日が流れましたが、アフィリエイトブログのうち、アメブロやSeesaaなど、無料ブログで運営していたものだけが残って、まだアフィリエイト収益が細々と発生し続けています。

アフィリエイターが突然死ぬと面倒です

この例を見ていただくと分かる通り、アフィリエイターが死んだ場合、わけのわからない状況になることが容易に想像されます。

おまけに、発生していたアフィリエイト収益を取り逃す可能性もありますね。

私のように、「アフィリエイトをやっている」と家族に伝えていないのは稀かもしれませんが、運営サイトや登録ASPなどを完璧に家族と情報共有しているという例も稀でしょう。

質問掲示板では、アフィリエイターの遺族の方のこんな質問を見つけました。

先日兄が亡くなりました…|アドセンスヘルプフォーラム

adsenseの死去後の収入について|教えて!goo

混乱を避けつつ、発生収益をもれなく遺族に受け渡すにはどうすればよいのでしょうか?

サーバーとドメインの相続、ASPへの対応にわけて考えていこうと思います。

サーバー・ドメイン利用者が死んだらどうなる?サーバー・ドメインの相続

レンタルサーバー業者、ドメイン取得業者に以下のようなメールを送り、質問してみました。

お世話になっております。
現在貴社にてサーバー、ドメインを契約しておりますが、私の死亡後にもサーバー上のサイトを相続人である家族に続けてほしいと考えております。
サーバー・ドメインの利用を相続人に引き継ぐことはできますでしょうか?

ログインパスワード等を伝えていたら、管理画面から契約者変更を請求することができますか?
必要な手続きにつき概要をお教えいただきたく、よろしくお願いいたします。

各社の回答は以下の通りでした。

エックスサーバー

お問い合わせをいただきまして、ありがとうございます。

ご契約本人様が亡くなられた場合、権限譲渡のお手続きを行っていただくことにより、引き継ぐことが可能でございます。

権限譲渡のお手続きを行う場合、必要書面としまして通常であれば、現在のご契約者様、変更後のご契約者様【それぞれ】の印鑑証明書を提出していただいておりますが、印鑑証明の代わりに死亡診断書と遺族の同意書などが必要となります。

なお、お支払いが確認できずにご利用期限を超過したサーバーにつきましては[凍結]となり、さらに一定期間が経過いたしますと[削除]いたしております。

以上となりますが、何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
何卒よろしくお願い申し上げます。

書類はいろいろ必要ですが、引き継ぎは可能のようです。
私は月1000円と割高でしたが、エックスサーバーを使っています。一安心。

ロリポップサーバー

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契約者様死亡後のお手続きについて
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誠に恐れ入りますが、契約者様が亡くなられた場合ロリポップ!は、契約者様個人とのご契約であるため、契約の引き継ぎができかねます。

対応といたしましては、ご家族からのご連絡にて、ご契約者様がお亡くなりりである旨をこちらで確認させていただき、契約を終了する、というご対応であれば可能でございます。

なお、ご家族へアカウントを譲渡したいというご希望の場合、下記のご案内をご参照くださいませ。

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契約の譲渡に関しまして
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契約の譲渡をご希望の場合にはご契約者様がご存命で、ご連絡がとれる場合のみ、ご契約者様のユーザー専用ページからの申請でお手続きが可能でございます。

※ご契約者様の死亡後はご契約者様の意思が確認できませんために、前述の通り契約の終了のみ対応させていただいております。

そのため、契約をご家族へ譲渡される場合には、ご契約者様がご連絡のとれる状況で、ユーザー専用ページより、譲渡を行ないたい旨ご連絡いただきますようお願いいたします。

■ロリポップ!ユーザー専用ページ
  https://user.lolipop.jp

この度はご期待に添いかねる回答となり誠に心苦しいのですが
上記ご確認の上対応をご検討いただければ幸いです。

ロリポップは、死んじゃったらもうダメということですね。
実際には、死亡を伏せて、メールだけ操作できれば譲渡できそうな気がしますが、まあそこまでやるのかどうか。

お名前サーバー

レンタルサーバーご契約情報の変更は「サーバーNavi」より随時ご申請いただくことが可能となっております。

お手数をおかけいたしますがなにとぞご確認いただけますようお願い申し上げます。

質問するまでもなく、さらっと変更してくれや、という感じでした。

質問して回答がなかったので面倒でもう聞いてないのですが、お名前.comのドメインのほうも、さらっと書き換えてOKのような気がします。管理画面を見る限りでは。

CPIレンタルサーバー

サーバーのご契約をいただきました後に、弊社にご登録いただいたご契約者様(ご担当者様)の変更を行われる際には、WEB上にご用意しているご契約の管理画面「マイページ」にログインしていただきました上で、そちらから変更をお手続きいただくのみで問題ございません。

※参考URL「お客様情報変更」
 http://www.cpi.ad.jp/order/change/account.html

マイページのログイン情報につきましては、新規サーバーご契約時に、ご契約者様(管理先情報にご登録いただくご担当者様)にお伝えさせていただく形となります。

※もし、サーバーのご契約だけではなく、弊社にドメイン名の管理をご委託されます場合には、ドメイン名義情報(Whois)の変更が必要となる場合がございます。
そちらの件につきましてご質問をいただく際には、お手数ながら弊社ドメイン担当までお問い合わせいただけますと幸いです。

以上のご案内となりますが、内容に分かり難い箇所やその他にご質問等がございましたら、お伝えをいただきたく存じます。

CPIサーバーも、書き換えるだけでいけそうです。

さくらのレンタルサーバ

QAページにこのようにありました。

契約者が死亡した場合は、ご家族に相続できる場合があります。
ご家族の方より弊社カスタマセンターへお電話にてご依頼ください。

※お問い合わせの前に
「会員ID」「契約者名」 「住所」 「電話番号」 「契約者の生年月日」 「メールアドレス」をご確認ください。

ムームードメイン

ムームードメインは管理画面をみると、名前をさらっと書き換えられそうだったので、「名前を書き換えるだけでいいのでしょうか?」とも質問しました。

この度はお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。

契約者様がお亡くなりになられて、ドメイン管理者を変更して継続利用をするには、ご認識のとおり予めログイン情報を共有しておき、変更するタイミングで管理画面からお名前のみ書き換えていただければ変更されたお名前の方の所有になり、管理、ご利用をその方に行っていただけます。

※お名前の変更方法は、コントロールパネル内【 個人設定 】の中の、
【 ユーザー登録情報 】より「お名前」の欄で変更をお願いいたします。

※ユーザー登録情報に登録の「お名前」欄で登録された方を
 契約者様としますのでお間違いない用ご注意ください。

継承される方がログイン情報を紛失してしまうとログイン情報は
契約名義の方以外に開示できないため失くされないよう注意ください。

なおお亡くなりになられた後に万が一ログイン情報紛失があった場合は
【 ご契約者様のご家族の方より 】弊社へご連絡いただくことで、
ご家族の方に諸手続きを踏んでいただくと管理権を、ご家族の方に移譲が可能です。

その際の諸手続きについては今回割愛させていただきますが、
どういった手続きか確認を希望される場合は
大まかな流れをご案内も可能です。

サーバー、ドメインは何とかなりそう

サーバー、ドメインに関しては、どこと契約しているか伝えたうえで、IDとパスワードを書いておけば自分が死んだあとでも対応できそうです。
(ロリポップサーバーは例外的にNGです。)

ただし、更新時期を過ぎてしまうとしばらくして登録が抹消されますので、死亡直後にサーバーの更新日がきた場合など、実際にはダメになってしまうかもしれませんね。

アフィリエイターが死んだらどうなる?ASP別対応

アフィリエイターが亡くなった場合に契約関係や収益はどうなるのか、主要ASPに問い合わせてみました。

こんな感じの文面で質問しました。

お世話になっております。
名義変更について質問させていただきます。

もし私(登録者)が死亡した場合、引き続きアフィリエイトを続ける場合は、子供などの相続人に名義を書き換えることは可能でしょうか。
名義変更できる場合、必要書類等、手続きの概要につきご教示いただきたく、よろしくお願いいたします。

以下が各社からの回答です。

A8.net

お世話になっております。A8.netサポートセンターです。

お問い合わせの件につきまして、恐れ入りますがA8.netではAS会員として登録された方がお亡くなりになった場合、該当のアカウントについては閉鎖させて頂く事になっております。

閉鎖時点で未払の報酬があった場合に、報酬を相続人の方にお支払いする事は可能ですが、その場合は相続人の方からお問い合わせくださいますようお願いいたします。

恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。

A8.netでは、アカウントの相続は無理だそうです。

相続人名義で登録しなおし、広告を全部貼りなおすことになりますね。

アフィリエイトB

大変恐縮でございますが
原則いかなる理由でもご対応は出来かねます。

恐れ入りますが、あらかじめご了承くださいませ。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。

は、はい、すみません。アフィリエイトBでもムリだそうです。
こちらも相続人名義で登録しなおし、広告を全部貼りなおすことになりますね。

リンクシェア

ご家族の間でも、ご登録者名及び登録口座の名義の変更は「アカウントの譲渡」に当たります。

アフィリエイトアカウントの譲渡につきましては、弊社のアフィリエイト規約に抵触する可能性がございますため、禁止させていただいております。

◆アフィリエイト参加規約(抜粋)
——————————————————————————–
7.1 アフィリエイトによるリンクシェア提供物の利用

リンクシェアは、本規約の条件に従い、以下に関して、非独占的、譲渡不能、
サブライセンス不能、取り消し可能な限定ライセンス及び権利をアフィリエイトに
供与します。

ただし、本規約及びネットワークECサイトと締結している提携契約に従い、提携対象
リンクを作成し維持する目的に限定するものとし、それ以外の目的の利用は禁じます。

<アフィリエイト参加規約>
http://www.linkshare.ne.jp/regist/rule/
——————————————————————————–

恐れ入りますが、何らかの理由により、アカウントの継続利用が困難となった場合、登録者ご本人もしくはご家族にて退会のお手続きを行っていただけますようお願いいたします。

今後ともリンクシェアをよろしくお願い申し上げます。

ダメなんだそうです。

トラフィックゲート

お問い合わせいただいた件につきましては、大変恐れ入りますがご家族の場合でも、ご登録情報の譲渡という形での名義変更は承っておりません。

お手数ではございますが、一旦ご自身にて弊社サービスを退会いただいた後に、新登録者様にてご登録を行っていただく手順をお取りくださいますようお願いいたします。

なお、原則として過去にご登録をいただいていたサイトと同じURLでは再登録を行うことができません。

そのため、先に記載いたしました手順にて弊社サービスの退会が完了となりましたら、本メールに返信する形にて、その旨をご連絡いただきますようお願いいたします。

当窓口にて再登録可能な状態とさせていただきます。
大変お手数をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。

こちらもアカウントは閉鎖されるようです。
同じURLで再登録は原則不可のようですが、問い合わせたら対応していただけるようですね。

アマゾンアソシエイト(Amazon Associate)

お問い合わせの件について、ご登録のお名前および住所の変更は、下記のURLより実施をお願いいたします。

支払先情報変更ページ
https://affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/network/your-account/payee-info.html

その他にもご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

Amazonアソシエイトは、さらっと名義を書き換えたらOKらしいです。

グーグルアドセンス

Googleには以下のような文面で質問しました。

名義変更につき質問させていただきます。

私(登録者)が死亡した場合も、引き続きサイトにアドセンスを掲載し続けることを考えております。

その場合、管理画面で運営者の名義を変更することは可能でしょうか?

また、あわせてご教示いただきたいのですが、こちらのページで送信した場合、振り込まれるのは死亡前の収益ですか?
死亡後の収益もあわせて振り込まれますでしょうか?

https://support.google.com/accounts/contact/deceased?hl=ja

なお、上のページで「資金を取得するためのリクエストを送信する」を選択すると「裁判所が認定した遺言執行状をアップロードする 」と表示されますが、日本におい
ては遺言執行状にあたる書類が存在しないと思います。
その場合、戸籍謄本等で手続きをしていただくことが可能でしょうか?

おそれいりますが、以上の3点につきご回答いただきたく、よろしくお願いいたします。

Googleサポートチームからの回答は以下の通りでした。

お問い合わせいただいた登録者の死去に伴ったアカウントの名義変更についてですが、こちらのフォームから申請される場合は戸籍謄本では受付ができかねてしまいますことをご理解いただけますと幸いです。適切な公的期間などで遺言執行状を入手することができますので、大変お手数ではございますが、必要書類をご用意の上、申請をお願いいたします。

なお、サポートチームの観点から、AdSense を管理される後任の担当者がお決まりのようでしたら、新しいユーザーを管理者として AdSense の管理画面上で追加登録をしていただくことをお勧めいたします。新しいユーザーとして登録された管理者はくりかのこ様と同様、アカウントの管理者として口座情報の変更やお支払い受取人の名前変更などが可能です。詳細に関しましては、以下のヘルプセンター ページをご覧ください。

ユーザーの追加
https://support.google.com/adsense/answer/2659101?hl=ja&vid=1-635786778905545003-100225032

お支払い受取人の名前または住所を変更
https://support.google.com/adsense/answer/2498454?ctx=billing&hl=ja&rd=2

口座情報の変更方法
https://support.google.com/adsense/answer/1714397?hl=ja&vid=1-635786836806473105-100225032

引き続き何かご不明な点がございましたら、このメールの返信としてお気軽にお問い合わせください。

「裁判所が認定した遺言執行状」って何なんでしょうね?アメリカの法制じゃないのでしょうか。
少なくとも、Google検索した限りでは、日本では「遺言執行状」ってなさそうですが。
類似の制度として「遺言の検認」ってのがありますが、法的拘束力はなく、確認するだけの手続きらしいです。

「遺言執行状ってなに?どこでもらえるの?」って追っかけて質問しようかと思いましたが、アドセンスサポートのブラックリスト的なやつに載ったら困るので差し控えました。

実務的には、提案されているとおり、新しいユーザーを追加して、振込先を変更するということでOKだと思います。

ASPのアカウントは「引き継げない」が原則

Google AdsenseとAmazon associateを除き、国内各ASPからは「引き継げません」との回答がありました。
質問していないASPも、まあダメだろうなと予想しています。

ですので、相続のさいは、アカウントを閉鎖して、家族がアカウントを作り直して、サイトを登録しなおして、アフィリエイトリンクを貼り直すという、おっそろしく大変な作業となりそうです。

また、「一度登録したサイトURLでは再度登録できない」というルールのある場合もあり、実際にうまく引き継げるのかどうかは不透明です。

それはさておき、面倒な質問に答えてくださったASPのご担当者さま、どうもありがとうございます。

未払い収益はどうなるのか?

あと、気になったのが、「死亡までに発生していて、翌々月払いされる収益」のこと。

自営業の開業届を出し、青色申告している人は発生主義で記帳しているはずです。

ASPの収益はおおむね翌々月払いですが、すでに発生している分はどうしたらいいんですかね?ということを税務署に聞いてみました。

税務署の回答は「死亡前の売り上げについては、そのまま銀行口座に入金してよい。相続財産として扱う」とのこと。

でも、死亡して銀行口座を凍結しちゃってると入金ができませんね。

これもどうなるのか、三菱UFJ銀行に聞いてみました。

すると「予定されている入金がすべて終了してから口座の凍結をお申し出ください」とのこと。

なーんだ。死んだらすぐ止めなきゃいけないのかと思ってた。違うんだ。

そして「凍結した場合でも、入金が予定されている場合は、振込先を明示した念書などを提出していただけたら、振込を受け入れられる場合もあります」とのことでした。

いずれにしても、アフィリエイト収益が入金されることを家族が知っていなければ話にならない気はします。

まとめ

アフィリエイターが突然死んだら、かなり面倒なことになるというのが分かりました。

サイト運営そのもの(サーバー、ドメインの契約)は残された家族に引き継ぐことができそうですが、ASPの登録は引き継ぐことができない様子です。
(アドセンスとAmazonを除く)

相続人がASPに登録しなおして、アフィリエイトリンクを貼りなおして運営するというのも可能なのですが、生前にアフィリエイトの作業内容について、そこそこ詳しく引き継ぎをしておかなければ、実際に運営するのは不可能ですね。

ですので、私が突然死した場合は、私の運営サイトはゆるやかに消えていくということでやむを得ないと思っています。
今は月100万ぐらい稼いでくれているから勿体ないですが。

遺族がうまくサイト売買でもして、小金を手に入れてくれるのがベストシナリオでしょうが、それもまた現実的かどうかよく分かりません。

ともあれ、万が一のとき遺族に面倒をかけないために、私は以下の対策をしようと思いました。

(1)登録ASPとパスワードをまとめ、封筒に封をして相続時にみつかりやすい場所(通帳を入れてある引出しなど)に保管する。

(2)運営サイト、利用サーバー、ドメイン、パスワードをまとめ、(1)と同様に保管する。

(3)PCのパスワード、Googleのパスワードも(1)と同様に保管する。

(4)死亡後すぐに銀行口座を凍結しないよう夫に伝えておく。

(5)アフィリエイト収入、経費はこまめに記帳し、税理士に送信する。

(6)サイト買取業者に運営サイトを買い取ってもらう方法について簡単に書いておく。

(3)は、実際やるのかどうか少々迷うところですが、どうしても必要となれば、パスワードなんて割る方法はいくらでもあるでしょうし、どうせバレるなら、書き残しておこうかと思います。

以上、一生懸命調べて書きましたが、間違いがありましたらどうかご容赦ください。
ご自身でもよくお確かめのうえ、相続対策されるようお願いいたします。

なお、この記事をまとめたきっかけについてはこちらに書いています。
お手すきの方はどうぞお立ち寄りください。

アフィリエイトサイトの相続についての記事を書いたきっかけ

「死ぬ」とか何回も聞いてブルーになったって方は、ペペラさんのなごみ系アフィリエイトブログへどうぞ。

ペペラと一緒