女子力とかいうものは極力身につけないよう、可能な限りひっそり暮らしております私ですが、どういうわけかAV女優のスカウトを受けたことがあります。あれは一体なんだったのか、今でもよく分かりません。このブログ、「副業日記」というタイトルですので、まあこの話も書いておきましょう。

事件があったのは、まだ会社勤めをしていた頃でした。20代後半だったと思います。

22時まで残業をみっちりする会社で(逆に、22時を超えると残業をさせてくれないので、ブラックではないという)その日も22時までやって、PCの電源を落として、空腹でてくてく西新宿を歩いておりました。

新宿大ガードのちょっと西、当時東京都民銀行があったあたりで、若い男の人が「ねえねえ、お姉さん、XXXですね!」って声をかけてきたんですね。
まあ何かのキャッチだというのは分かったけど、歌舞伎町ならともかく、西新宿で夜にこういうのは珍しいし、まったく別のことを考えていて聞き取れず、「はっ!?」って聞き返したんですね。

そうすると、その人、「お姉さん、エロいですよね!」と。

それを聞いて再び「はっ!?」でした。なんだそりゃ。そういうのが最近は褒め言葉なのか、と。だいたい私、エロくないので有名だし。

なんだかわけわかんないので、歩いて振り切ろうとしたのですが、手なれたもので「いや~、お姉さん、おいくつですか?僕、実は映像とかAVの仕事しているんですけど」と名刺を出してきます。

いやいや、「映像とかAV」じゃなくて、「AV」なんでしょうよ、と思いつつも、何となくイヤな感じはしない人あたりの良い人だったので、まあてくてく歩きながら名刺だけは受け取りました。名刺は毒にはならないですしね。

信号で立ち止まったところでさらにトークが。

AVのスカウト「お姉さんなら、AVでいいところまでいける気がするんですよね~。僕のカンなんですけど。お金、あったらいいなって思いませんか?」

私「はあ、あったらいいですよね」

AVのスカウト「そうですよね!AVなら、1本出るだけで20万ぐらいすぐですよ!」

私「はあ」(と相槌を打ちつつ驚愕。20万って・・・アナタ(‘A`) )

と、ここでスカウトさんの顔をまじまじと見たところ、第一印象ほど若くはなく、私より明らかに年上。髪はサラサラの茶髪で若く見えるのですが、顔のシワがけっこうあり、35歳以上に見えました。

AVのスカウト「もし興味があったら、この番号に電話してください!いつでも待ってますから!」

私「はあ」(あ、信号が青になった。よかったよかった)

という感じで、人生最初で最後のAV女優スカウトを無事にやりすごしました。

名刺を見てみると、名前は偽名っぽいし(整いすぎた苗字と名前でした)、電話番号はPHS(070始まり)だし、オイオイ、怪しさ全開でしょうが、という内容。

しかし衝撃だったのは、AV出演が1本たったの20万円で、それを十分高いと思ってスカウトしている人がいる(ということは、おそらくそれで乗ってくる人がいる)ってことでした。

スカウト時に20万って言ってたら、実際はもっと下がる可能性もありますよね。

日本、どんだけ貧乏なんだよ・・・(´・ω・`)

自慢じゃないけど私、当時は高給じゃないけど日々の暮らしに困らない程度には稼いでまして、貯金もそこそこありまして、「AV1本20万」って言われても、全然興味がわきませんでした。
だって、1か月で稼げる額より少ないし、場合によっては1か月で貯金できますもん、20万円。

1本200万ならちょっと考えたかも。うん。
でも、あれこれバレると一生の傷になりますんで、200万でも安いでしょう。

女性のセックスワークというのは、フェミニズム界隈ではけっこう議論の活発なテーマのはずで、その点ではとてもとても興味があったのですが、まあ、取材だけで済むわけがないですしねえ。

というわけで、そのスカウトの人に電話をかけることはなかったのですが、名刺は今でもとってあります(゚∀゚)アヒャ